SF映画の原点。
この映画『2001年宇宙の旅』が無かったら「スターウォーズ」も「スタートレック」も誕生していなかっただろう。
「荒唐無稽の子ども向け専門ファンタジー」だったSF映画を芸術的にも文学的にも形而上学的にもひとつのゴールに送り届けた天才「スタンリー キューブリック監督」恐るべし。
『2001年宇宙の旅』は、明日へのカウント・ダウン、人類の運命の地図、無限への旅…。
アカデミー賞を獲得した、目も眩むばかりの映像の到達点ともいえる作品。
人間対コンピュータの戦い、想像を絶するほどの映像と音楽の融合が素晴らしい。
この作品はスタンリー・キューブリック監督(アーサー・C・クラークと一緒に脚本も手掛けた)のマスターピースと言えるだろう。
そしてエキサイティングで衝撃的なこの作品は、いつの時代も新鮮さを失わず、すべての世代を虜にする。
未来への旅の前に、キューブリックは人類創世記から(思いがけない見事なワン・ショットと共に)、数千年後の人類に開拓された宇宙へ飛んだ。
そしてついには宇宙飛行士ボーマン(キア・デュリア)を、未知の宇宙へ連れ去る。
さらにそれは永遠の世界であろうか…。
「進入口を開けろ!」さぁ、恐れに満ちた未知への旅を始めよう。
全体の7割以上が台詞の無いシーンで構成されており、ゆったりとした時の流れを感じさせる映画である。
映像と音楽の見事な融合!
冒頭の強烈な印象で始まる『ツァラトゥストラかく語りき』。
宇宙ステーションが漆黒の宇宙を流れる場面ではワルツ『美しく青きドナウ』が流れる。
SFとクラシック音楽の奇跡的で幸福な結婚に成功している。
まるで自分自身が宇宙空間を漂っているような気分になり、“神秘”と“無限”を体感できる。
難解な結末については、原作・ハヤカワ文庫版にある「訳者あとがき」の伊藤典夫氏のことばが大いに参考になるだろう。
「ただ、宇宙船ディスカバリー号が、映像では人間の精子に似た形をとっていること、冒頭で流れる音楽が、リヒャルト・シュトラウス作曲の『ツァラトゥストラかく語りき』であることなどから、哲学者ニーチェのいう超人思想――猿から人へ、人から超人への進化の思想――が底にあることは考えられる。」
地球上の細かいことは忘れて宇宙の果てまでお楽しみください。
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